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出口の見えない景気低迷で、昨年の就職戦線は、企業も学生も苦戦の連続であった。企業は、自己表現力の足りない学生からどう本質を引き出すか頭を痛めた。一方、お膳立てしてもらうことに慣れきった学生は、どう自分を企業に売り込めばいいのか手探り状態のまま本番突入。気がついたときには空回りして就職戦線のヤマ場を越えていた。
現実は想像以上に厳しく、甘えを許さなかった。空回りした学生は着地点の見えないゴールに向かって最後の力を振り絞ったが、ゆとり教育世代の悲しさ リセットして出直すすべを失っていた。就職留年を余儀なくされた学生が少なくなかった。
今年はどうか。新4年生を襲った悪夢は、東日本大震災である。被災された学生の心中を思うといたたまれないが、現実を見据えるしかない。しっかり被災された学生を勇気づける活気が気迫が求められる。
課題は空気を読むだ。言い変えればEQ(心の知能指数)を高めることにつきる。就職活動は企業に自分を売り込む商談である。どう相手を納得させるかは、対人折衝能力が一番のポイントになる。
ましてや今年の採用戦線は時期がまちまちである。4月1日に向け、モチベーションアップをはかったであろうが、その気持ちを維持させることも大きなポイントになる。一度空気が抜けるとおいそれと入らないものだ。志気が下がったときに本番を迎えると、どういうことになるか、明々白々である。
「ワンポイントアドバイス」コーナーで、本番に向け、どのように活動していけばいいのか、タイムリーな助言をしていきたい。
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就職活動
★ワンポイントアドバイス★
就活後半戦の戦い方―これから出直し編
(平成24年5月6日)
水面下で派手な動きをした大手企業に振り回されるケースが跡を絶たなかった。自分をどう表現して相手に理解してもらえばいいのか手探り状態のまま本番突入し、気がついたら空回りしていたというケースが目立つ。
後半戦になると、「なぜ失敗したか」を必ず質問される。面接官は失敗を責めたりしない。問題にするのは失敗の要因を突き止めていないことだ。失敗を反省しない者は同じ過ちを繰り返す傾向にある。「なぜ失敗したのか」「どこがまずかったのか」を一度振り返っておくといい。
就職活動は交渉ごとであるということを、認識してほしい。
この時期の採用は、前半戦と異なり大量採用する企業はない。限られた必要な人数しか採用できないのである。「本当に自社を志望しているのであろうか」「内定を出しても辞退しないだろうか」など企業側の不安を払拭しなければ、仮に欲しい人材だと認めても内定を出しにくい。要するに相手に「安心」を植えつけることである。
自己分析をしていろいろアピールポイントを整理して、それを面接の場でぶつける。悪いことではないが、もっとどろどろした人間くさい部分で交渉ごとは進んでいる。早い話が、好きな相手を口説くとき、理屈で口説いているだろうか、きっと「好き」だという心の内をぶつけていると思う。面接とて同じである。相手企業のどこに惹かれ、好きになったか、その思いをぶつけることが内定獲得への早道である。
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就職情報誌元編集長の就職活動アドバイス
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