A.自己分析と聞くと、「自分を客観的に評価する」という難しそうなイメージを持つかもしれません。しかし、難しく考える必要はありません。自己分析は、採用担当者があなたの個性や価値を理解するための「材料づくり」であり、すでにあなたの中にある**「宝物」を見つけ出す作業**です。
まずは、身近なエピソードを思い出してみましょう。誰でも、心を動かされたり、夢中になったりした経験が必ずあるはずです。
- 子どもの頃に熱中した遊び
- 部活動で悔しい思いをした試合
- 学園祭で友人と協力して成し遂げたこと
- アルバイトで工夫したこと
そういった心に残るエピソードを、ノートに書き出してみてください。
次に、そのエピソードに「肉付け」をしていきましょう。
- 動機: なぜ、その行動をしようと思ったのか?
- プロセス: そのために、どんな工夫をしたか?どんな苦労があったか?
- 結果と展開: その結果どうなったか?そして、その経験を次にどう活かそうと思ったか?
このように、「なぜ?」や「どうやって?」と問いかけることで、あなたの価値観や物事への取り組み方が浮き彫りになります。
この「ストーリー」こそが、採用担当者が知りたいあなたの「独自の商品価値」です。難しく考えず、まずはあなたの心が動いた瞬間のエピソードを一つずつ掘り下げてみてください。そうすれば、自分でも気づいていなかったあなたの魅力がきっと見つかります。