A.自己分析と聞くと、「自分を客観的に評価する」という難しそうなイメージを持つかもしれません。しかし、難しく考える必要はありません。自己分析は、採用担当者があなたの個性や価値を理解するための「材料づくり」であり、すでにあなたの中にある**「宝物」を見つけ出す作業**です。

まずは、身近なエピソードを思い出してみましょう。誰でも、心を動かされたり、夢中になったりした経験が必ずあるはずです。

  • 子どもの頃に熱中した遊び
  • 部活動で悔しい思いをした試合
  • 学園祭で友人と協力して成し遂げたこと
  • アルバイトで工夫したこと

そういった心に残るエピソードを、ノートに書き出してみてください。

次に、そのエピソードに「肉付け」をしていきましょう。

  1. 動機: なぜ、その行動をしようと思ったのか?
  2. プロセス: そのために、どんな工夫をしたか?どんな苦労があったか?
  3. 結果と展開: その結果どうなったか?そして、その経験を次にどう活かそうと思ったか?

このように、「なぜ?」や「どうやって?」と問いかけることで、あなたの価値観物事への取り組み方が浮き彫りになります。

この「ストーリー」こそが、採用担当者が知りたいあなたの「独自の商品価値」です。難しく考えず、まずはあなたの心が動いた瞬間のエピソードを一つずつ掘り下げてみてください。そうすれば、自分でも気づいていなかったあなたの魅力がきっと見つかります。