A.一般的に、個別セミナーは特定の企業が自社単独で開催する説明会で、合同会社説明会(合説)は、複数の企業が同じ会場に集まって説明を行うイベントです。この二つには、それぞれ異なる特徴と活用方法があります。

個別セミナー:選考の第一歩

個別セミナーの多くは、企業が自社の事業内容や働く環境を詳しく説明する場として位置づけられています。選考の一部として開催されることが多く、参加することでその企業への志望度が高いとみなされることもあります。ここでは、じっくりと話を聞き、企業の雰囲気を深く知ることができます。

合同会社説明会:出会いの場であり、商談の場

一方、合説は、多くの企業と一度に出会える効率的な機会です。単なる情報収集の場ではなく、企業と学生が互いを評価する「商談の場」であると考えることが重要です。

合説には、採用決定権を持つ人事の責任者が参加していることも珍しくありません。そこで、「この人となら一緒に働きたい」と思えるような、相性の良い担当者を見つけたら、積極的に話しかけてみましょう。

ただ説明を聞くだけではなく、積極的に質問したり、自分の熱意を伝えたりすることで、その場で個別面談に発展したり、驚くほど早く内定につながるケースも珍しくありません。

「この企業が好きだ」「この人と働きたい」と感じたら、その気持ちを正直にぶつけてみてください。あなたの熱意と積極性が、選考を大きく前進させる力になります。