A.就職活動でよく耳にする「リクルーター」についてですね。一言でいうと、人事担当者の採用活動をサポートする社員のことです。
OB・OG訪問で会う単なる先輩と混同されることがありますが、リクルーターは人事部から正式な指示を受けて動いています。
リクルーターは主に2つのタイプに分けられます。
- 情報収集タイプ: 面談した学生の印象や様子を人事部に報告する役割で、選考には直接関与しません。多くの企業のリクルーターがこのタイプです。
- 選考タイプ: 人事面接の前に、学生を絞り込むための面接を任されている人たちです。特に大手金融業界でよく見られます。
後者のリクルーターは、選考において非常に重要な役割を担っています。たとえば、面接後にその日のうちに連絡が入り、次の面接の予定が組まれるなど、システム化されていることがよくあります。数回の面接をクリアして、ようやく人事面接に進むといったケースも珍しくありません。
電話も選考の始まり
企業から就職活動の状況を探る電話がかかってきた場合、その相手はリクルーターであることがほとんどです。この電話での対応が、その後の選考に進めるかどうかの鍵を握っていることがあります。
リクルーターとの面談や電話は、選考の第一歩だと心に留めて、誠実に対応することが非常に大切です。