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戦略・戦術は志望動機につながらない

志望動機の曖昧さで失敗するケースが多い。

具体的に話しているつもりでも、面接などで「キミの志望動機は甘いね」と指摘されると何が足りないのかわからず、戸惑ってしまうことがある。

自分では気づかない落とし穴にはまっている。

「甘い」と指摘されるケースの大半が業界への志望動機にはなっているものの、志望企業に対する動機になっていないのである。

「なぜ、うちを志望しているのですか」ということに対する気持ちが表現できていない。どうしてもその企業に入社したいという強い願望が感じられないのである。

ホームページや入社案内をパッチワークして戦略・戦術に感銘したり意気に感じて、もっともらしくまとめ上げても抽象的な話にしかならない。

固有名詞などを使い、さもその企業でなければならない振りをしても、同業他社も同じような取り組みをしているケースがほとんどである。

他社との差別性がない。これでは、ライバル企業へ行ったらと皮肉を言われてお終いになりかねない。


「好きだ」に勝る動機はない

学生は実務体験がない。

業務を語っても裏づけがなく、説得性に欠ける。

その企業に入社して何がやりたいのか(関心がある業務は何か)きちんと話せることは前提ではあるが、企業風土や働いている人たちの姿から自分を魅了したものがあれば、その時感じた気持ちをぶつけることだ。

これほど強い志望動機はない。

ある銀行で建物、社内の雰囲気、働く人々など見るもの触れるものが自分の心を捉えて離さず、その気持ちを素直にぶつけ、「好きだ」「好きだ」で押し通し、変な女の子だねと言われながら、数少ない女子総合職として内定を獲得した事例がある。

就職活動は交渉事である。

相手の心をつかみ相手の懐に入っていかなければ商談はまとまらない。

理屈では相手の心は開かないものだ。

体温を感じる気持ちをぶつけてこそ、相手は心を開いて受け入れてくれるものだ。

OB・OG訪問が強い志望動機に結びつきやすいと言われるゆえんである。

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